2014年2月8日土曜日

「けん玉の運動強度」(はじめに)その2

1:はじめに その2

 伊藤は、運動の種類の設定として、(1)運動の種類とその質、(2)運動強度、(3)運動時間と実施時間帯、(4)運動頻度の4項目を原則とし、以下の8項目(表2)を考慮して総合的になされるべきとしている。
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表2 運動設定に考慮すべき項目点
(1)運動強度の設定がしやすいこと
(2)全身の筋肉を広範に使用すること
(3)筋肉にリズミカルな刺激を与えること
(4)永く続けられ、生涯化しやすいこと
(5)いつでも必要なときにできること
(6)どこでもできること
(7)誰にでもできること
(8)楽しくできること
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 例えば、糖尿病の運動療法では、その基本条件として、(1)有酸素的運動であること、(2)一定して負荷のあるもので少なくともその運動を10分以上継続して行えること、(3)運動強度としては40〜60%VO2max程度、METSでは4〜6METSが適度な量(例としては、平地歩行を6〜7km/時で歩く速さに相当する)、(4)毎日続けられること、が挙げられる。
 しかし、今まで「けん玉」がどのような運動の質であり、どの程度の運動強度ののもであるかが未知であるために具体的な運動強度の設定が困難であった。また、「けん玉」は自転車エルゴメーターや歩行とは異なり、技術的な要素(習熟度)が運動強度に影響を与えると考えられる。
 そこで、今回の研究では実際に「けん玉」を取り入れた運動が①一定の負荷を与えられる有酸素運動のものであるか、②どの程度の運動強度のものであるか、を明確にすることに主眼をおき、さらにその運動強度が習熟度の差によってどのように影響されるかと検討していく。

その1はこちら↓
http://health-kendama.blogspot.jp/2014/02/blog-post.html 

けん玉の運動強度のページは↓
http://health-kendama.blogspot.jp/p/blog-page_9.html 

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